良い音の出し方(2)
前回は弓を元と先に静かにおいて良い響きの出るところまでを練習したのでしたね。
いよいよ、お待ちかねの全弓です。
ご自分で良い音が出てるな?と思った方から(アップからでもダウン)からで結構です。
基本のキである「弦に静かにおいて」を覚えていますか?
そう、静かに弓をおいて元と先を繋げます。
この時大切なことは弓を弾ききって宙に浮かせることなのです。
音量としては、/フォルテ(強音)で練習してください。
そうすることによって弓の重みが覚えられるのです。覚えて欲しいのです。
弓の重みを覚えるとコントロールするようになり強い音、静かな音、優しい音、などが自分の思うままに出せる基礎となります。
もちろんこれも各線で練習してください。
全弓の練習
目で見ても良い音が出ているかいないか、を判断することができます。
きれいに発音出きた時には、弦が上駒と駒の間で真ん中が膨らみます。
筋肉がふくらんだようになれば良い音が出た証拠です。
まず、D線から始めてみましょう。
良く響かす事が出来ますし、目安として肘の高さが床と平行になっていれば良いからです。
駒の方から見て膨らんだ所がA線とG線にひっつきそうになるまで膨らめば良い音が出たなりよりの証拠です。
最低でも、連続して5回ぐらい良い音が出るまで頑張りましょう。
音の大きさはフォルテ(強く)で練習してください。
後はどんな順番でも良いのでA線、E線、G線、すべての弦を響かせましょう。
A線
E線
G線
左指のフィンガリングが始まっても、ここでしっかり良い音を出せればこの先進むのがとても楽になります。